個人的3大漫画が「金と銀」「寄生獣」「火の鳥」です。こんばんわ。
1月から始まった「カイジ」の作者 福本伸之の作品「銀と金」がドラマ化!原作の大ファンなので見てみたところ…。これがまーーーじで面白いんです。
多少のネタバレは含みますので、ご注意を。
青年が裏社会に足を踏み入れる話
実は1993年に中条きよし主演 平井銀二役で一度ドラマ化されています。そっちも相当面白いんですが、なぜか音楽がクラッシュバンディクーのような軽快な音楽で見事にマッチしていなかったり、森田が「森田」ではなく「鉄男」と呼ばれていたり、森田がわりと軽薄な感じだったりと、結構違和感があったりしましたw
今回の銀さん役は「リリーフランキー」
原作の銀さんのちょっとフレンドリーな感じ、余裕のある感じはあまりなく、いかにも「悪い」といった感じのたたずまい。
福本自身の指名とのこと。
森田の配役は池松壮亮。
一本芯の通った男らしい原作の感じとは違い、物静かで覇気のない現代の若者といった演出。自分のイメージしている「銀と金」とは少し違いますが、これはこれで心理戦にも厚みが出ていて面白いんです!
脇役の設定もいろいろ変わっており、原作では元新聞記者の巽がバーの女店主になっていたり、セザンヌ編にでてくる画家の卵の青木も女性になっていたり。
しかしそれにより原作より物語が自然に進んだりと、かなり考えて作りこまれています。
1話の枠も30分なのでかなりテンポよく構成されていて、なおかつそのなかに心理戦のパーツがちりばめられているので「銀と金」を知らない初見の方でも、かなり集中して見れる内容になっていると思います。
自分は「銀と金」をしらない嫁と一緒に見ていましたが、割と気に入ってもらえたようでうれしかったですw
全12話+1話
1~3話が株の仕手戦編
ゲスト出演のダンカン(梅谷役)がかなりいい味出してます。
原作であったダラダラした展開が凝縮されてコンパクトになっており、テンポよく話が進んでグッドな感じ。
4~6話がセザンヌ編
これまたゲスト出演の佐野史郎の演技がすごい…。
青木が女になったことによる人間関係の変化や、青木の考え方の見せ方をかえたことで、伏線がしっかりしたものになっていて、見ていて納得できました。
7~9話がポーカー編
2017/2/9現在、未公開ですが、個人的に一番気に入っているパート。楽しみ。
10~12話が麻雀編
西京麻雀という特殊ルールのマージャンを行い、巨額の金と命のやり取りが行われる話。
13話 有賀編
アマゾン限定で殺人鬼有賀編が公開されるようです。
よっ商売上手!
さすがに神威編はないみたいですねw興味を持った方は見てみてください!
いまから全話公開が楽しみです。