2017/5/25 ちょっと更新
先日、RAGEグランドトーナメントが開催されました。
前回はS1春麗と運に助けてもらい、ファイナルに進出することができ、普通に生活していたら絶対味わえないようないろいろな経験をさせてもらった、自分にとってかなり思い入れのある大会のRAGEに今年も参加してきたのでいろいろ綴ってみたいと思います。
朝九時集合
RAGE予選には8つのブロックがあり(タームと呼称)、1から順にひとつづつ進めていきます。
そのため第1タームの集合が9時という普段自堕落な生活をしている格闘ゲーマーにとっては厳しい時間帯となり、その時点でかなりの脱落者がいた模様。
加えて、大会サイトのルールの項目の「参加資格」のところに書いてある
公的機関の発行する身分証(コピー不可)の提示
を、忘れるやつが続出。そして忘れたやつを容赦なく失格にするRAGE運営。
・必読である大会規約を読んでいない。
・RAGEにより参加者全員に送信されたメールには、その旨が記載されていない。
・早い時間の参加者には、有志のプレイヤーによる注意喚起を発見するチャンスが少ない。
・身分証ぐらい特に指摘するまでもなく常に持ってるやろという常識よりの逸脱。
この4つの難関をすべて突破した猛者が失格になりました。
⇧問題の一文
「ほっといても身分証ぐらい持ってるに決まっている」
どうやらそんな甘い考えは格闘ゲーマーには通用しなかったようです。
今後は運営側も調整と同じように、斜め上を予測していきたいですね。
今が旬のはつめプロも身分証不提示で失格になったようです。
身分証提示は若い子には厳しい条件なのかもしれないですね。
ダイゴザビースト遅刻事件
各タームごとに集合時間が違うのは前述のとおり。
ウメハラ選手にとっても例外ではありません。
第6タームの梅原選手の集合時間は以下の通り。
◆受付時間:14:00~14:45
◆事前説明・トーナメント抽選:14:45~15:15
◆対戦:15:15~17:30(予定)
当日ウメハラ選手は収録があり、12時には会場にいたとのこと。
しかしそのころにはまだ第3タームの手続きをしている時間であり、進行も多少押していたという状況。
ウメハラ選手は受付スタッフに何時に来ればいいかを聞き、15:15分からですという回答をもらったと、そして時間まで喫茶店へ。
レッドブルに行ったことがある人は想像してほしいんですが、選手以外の人が入れるスペースは入口入ってすぐのところだけ、あとは一般観覧用に右のホールの入り口部分だけだったので、そこに3時間もいるのは相当苦痛です。
人もどんどん増えてくるだろうし。
そこでウメハラ選手は受付に聞いた答えが前述の時間とのことです。
しかし記載してある情報には15:15は試合開始の時間であり、受け付けは14:45までとあります。
読んでない(あるいは読んでいたかも)のも落ち度があるんですが、受付に聞いたほうが確実だという判断もわかります。
15:15分という時間を聞き、ウメハラ選手は余裕をもって14:50に受付に到着したところ、受付時間は14:45までなのであえなく失格、となったようです。
RAGE側も他に失格にしている選手がいる以上、その場ではウメハラ選手も失格という形をとらざるをえなかったのだと思いますが、自分のところに所属している選手であるウメハラさんが12時に到着して仕事をしているということは明白であり、その時点で受付を済ませといてもよさそうな気はしますが、「特別扱いはしない」という確固たる姿勢を貫いたのでしょうか…。
個人的にはただの損失でしかないと思います。
受付のスタッフが受付時間ではなく、試合開始の時間を伝えてしまったのも
「第6の試合何時ですか?」
ぐらいのニュアンスをそのまま伝えてしまったのかもしれません。
数時間前に集合時間を聞いたら、普通は受付の時間を答えると思うんですが、行き違いがあったんでしょうね。不運です。
いろいろ観察していた感じ、他のプロ選手の顔と名前も一致していない様子だったので、格闘ゲームに興味がなくて、ただ仕事で来ているんだな。というのは見てとれました。
なのでそこで二重三重の行き違い、不運、お互いの確認不足、等でおこってしまたのかなと。
まとめると
一般の参加者は自分の試合時間に来ればいいが、ウメハラ選手は仕事があったため、数時間前にレッドブルに来ていた。
ウメハラ選手がホームページに書かれている自分の時間を確認していなかった(または確認していたが、念のためスタッフに聞いた)。
スタッフが受付時間ではなく、試合の開始時間を答えてしまった(聞き方が悪かったかもしれない)。
誰にも何も聞かずに資料等に目を通してその時間に来いよで終わりと言えば終わりですが。
勘違いしないでほしいのは、ウメハラが悪くない!RAGEが悪い!と言っているわけではなく、他の失格者に至っても、双方で事故を防げる方法はいろいろあるよねってことを言いたいんです。
お互いに改善して、よりよい大会にしていきたいところですね。
しかし自分がRAGE運営の上のほうの人間だったらめちゃ怒るとおもいますが、どうなんでしょうかね…。
自社の選手をこれで失格にして。
ウメハラさんがそこを飲み込んで、失格を受け止めたのはすごいことだと思います。
ウメハラ選手のブロックは他にプロもおらずいいブロックでしたし、十分優勝は狙えたでしょう。
個人的にはとてもとても残念ですが。
当然ですが自分が直接当事者として体験したことではないので、他にもいろいろな要素や情報はあると思いますが、一個人としての見解や感想です、悪しからず。
試合形式や取り巻く環境
去年のRAGEは1先でした。
しかも同じ1次予選1ブロック4人ぐらいしかおらず、その中でルーザーズがあるので倒した相手が一瞬で上がってきてまた対戦、というような状況が起こります。
いわゆるRAGE方式。
今回はRAGE方式はとらず、普通の2先のダブルイリミネーションを採用。試合当日まで1先かと思っていました。
会場には選手の待機スペースがあり、そこに誘導されます。
いつも通りレッドブルが飲み放題なので、みんな飲みまくるわけです。
試合前の緊張もあり、当然トイレに行きたくなります。
トイレに行きたい旨をスタッフに伝えると。
「いいですけど呼んだときいなかったら失格です」
いや、トイレ目の前なんだからいなかったとしても1、2分ぐらいええやろがwwww
と思いましたが、ウメハラを失格にしたRAGEです。容赦なく失格にすることが予想されます。いつ来るかわからない呼び出しに震えながらも、さすがに失格はいやなので自分はトイレ自体を我慢しました。
タバコを吸う人は近くに喫煙スペースもないため、より大変だったようですね。
他には
自分のタームではなかったのですが、試合開始前の説明で
「アーケードコントローラーを持ってきている方はいらっしゃいますか?」
と、手をあげさせられたので、使えないとわかっていたけど一応持ってきた人が手を挙げたところ
「それは使えませんので!」
をかぶせ気味に釘を刺されたりというエピソードもあったり。
なんか事務的で仕事でやってまーす!って感じが伝わってきました。
仕事なんでそりゃそうなんでしょうけど。
去年のRAGEグランドファイナルのときの待遇は手厚かったんですけどねぇ。
タームを抜けないとそのクオリティを享受することはできないんでしょうか?w
大好きな大会RAGE。ともあれこれで8人が選出されましたので、グランドファイナルではよりいい大会が見られることを期待しています。