3月27日から2か月にわたって行われた招待制大会「ELeague Street Fighter V Invitational」のTOP8~決勝までが行われた。
アメリカのTV局などでも放映され、e-sprtsにかなり力を入れていることがうかがえる。
ふーどvsPRlog戦の解説
ベスト4にあがったのはふーど、phenom、Punk、PRlogの4名。
その中でふーどvsPRlogの試合の内容は伝説的なものとなった。
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ELEAGUE Street Fighter V Playoffs Rounds 3-4/Grand Final
1:00:01ぐらいからふーどvsPRlog
シーズン2から途中で止められても投げの威力がアップするミカのVスキルのマイク。
動作中はアーマーが付与されるので、ダッスト対策に遠距離で多用するふーど。
それに対してログは前とびで対抗しようとするが、ふーどは引き付けてジャンプ攻撃をアーマーで取り、着地にマイクからのコンボで咎める。
おそらくマイクでVゲージをためつつダッストにリスクを負わせ、ナデシコを二回使うプランを描いていたものと思われるが、途中からログは歩いて投げで対策。
さらにその対策としては「早めにマイクを投げる」なのだが、それには飛びから最大が入ってしまうという読み合い。
ふーどは最後まで読み合いの中で、早出しマイクを使用することはなかった。
他にもダッストのタメがある状態かつ、先端付近ではふーどの垂直置きがかなり機能し、ログはその垂直に対してスマッシュ対空ができたのは1、2回。ふーど側のマイク、前とび、垂直、ダッシュ、ドロップキックの意識の散らせ方がうまかったといえる。
2-2で迎えた最終局面。
序盤から積極的にマイクを使用し、ゲージをためる作戦をとるふーど。
ログ側は投げでマイクを咎めていくが、ふーどのVゲージはたまる。
ナデシコが使用できるようになるとふーどは、投げを嫌がってのログの後ろ下がりをスラ>トリガーで咎めつつ、ナデシコを使用した攻め継続と崩しで追い込んでいく。
ログのスタンギリギリの状態にジャンプでラッシュをかけていくが、端付近で飛び越してしまい着地のもつれからログのコパカウンター>下中p>ダッスト>CAをもらってしまう。
さらに端を背負って残り体力50程度のふーどと300ちょっとのログ。圧倒的不利状況だが、ふーどが起き攻めを一瞬しのぐと体力差を盾に立ち回りに戻そうとログが後ろに下がる。
ふーどはそこを見逃さずに、ギリギリたまりそうだったVゲージをマイクでためることに成功。
これにより投げの威力もアップ。
ナデシコを再度使用し、さっきと同じようにラッシュをかけていくふーど。
ログはたまらずVリバーサルで仕切りなおそうとするが
待っていたのはVリバーサルを見てからのふーどのCA。
飛び>打撃部分にCAを仕込むこともできるが、ふーどはおそらく読んで準備していたのではないかと。
マイクを投げてVトリガーをためた瞬間から、この青写真が描けていたのではないかと思う。
序盤にダメージを受けつつもマイクでVゲージをためたのも最後につながったし、ゲームメイクがうまくいった形だ。
途中でもVリバで切り返す場面があったので、ふーど側としては投げの威力をアップしたCAを当てるプランを考えていたはず。
うまく誘って狩った、ふーどの勝利。素晴らしすぎる。
個人的にストV史に残る名試合だと思う。
このあとふーどはPunkに負けてしまい。結果は3位。十分な成績のように思えるが、本人的には満足いっていなさそうで、居酒屋開店も遠のいてしまった…。