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被せ用にサブキャラ、という考え方

メインの使用キャラでザンギがきついから、それ用にJPを練習しておく。

みたいなやつ。

この考え方、結局自分の中では「無意味」という結論に達してます。

被せという行為。
これは大会、もしくは友人間のカジュアルマッチでしか使わない(ランクマッチでは相手キャラを見てからこちらのキャラが選べない)ので、ガチ勢かめちゃくちゃカジュアルな場でしか意味がない。

加えて、被せるぐらい有利なキャラというのが最近の格ゲーではあまりいない。

さらに、サブキャラなので練度が低い。浅い。のでキャラ差が埋まりやすい。

最近の大会では2先が主流なので、ファーストピックの際に被せるかどうかの読みあいが発生し、そこで読み負けて違うキャラが出てきたり、そもそも負けてしまった場合に一回勝ったとしても再度被せられてメインキャラが出せなくなる。

なので最初からメインキャラを出す状況がとても多い。

以下自分が被せをしなくなった原因ともいえるエピソードを二つほど。


EVOウル4でユン用にフェイロンを持って行った

自キャラ春麗。
春麗ユンという組み合わせが苦しすぎたので、ユン用にフェイロンを練習していて、日本ではPP5000のユンにも勝てていた。
EVOの二日目あたりでカリフォルニア最強ユンのjulioと当たり、意気揚々とフェイロンをかぶせたが触れずに敗北。

春麗を出して勝つ。


翌年のEVOのウル4でシンガポールのプレイヤーXianと当たることがあり、被せキャラを持って行った

自分がスト4のころにEVOに参加し、勝ち進んだらXianと当たる予想が立っていたので、その時のためにXianの持ちキャラである「元」と「ポイズン」の対策を練っていく必要があった。

自分のメインキャラは「春麗」
「元」に対しては春麗で問題ないが、ポイズンが出てきた場合かなり厳しい組み合わせ。
そこで有利とされる「ローズ」をその組み合わせだけ練習していくことに決めた。

日本でポイズンの対戦相手を募集し、

春麗でやるよりは数段楽。

という感触を得ていた。
しかしEVOに行く数日前に、当時からトッププレイヤーのAQUAさんのポイズンにボッコボコにされる。

これはまずい…。

まあでも春麗でやるよりましだろう。
ということでそのまま渡米。EVOの開催されるラスベガスへ。

現地での練習でも海外勢のポイズンと対戦してもらう。


ハイ。ローズ勝てません。

春麗だと勝てる。

うーーーーーん…。

EVOの1日目を抜け、二日目にやっぱりあたるXian。


Xianが来日した際に、対戦などもしたことがあったため、一応向こうもこちらのことは認識している。

ここでファーストピックでポイズン読みのローズを出すべきか否か。

「元」を出してくるかもしれない。
その状況で結局ローズを出す勇気は持てず、春麗を出していい勝負ではあったものの敗北。

コントローラーのUSBを抜くXianの手は震えていた。

ローズを出すべきだったのか、どっちにしろ負けていたのか、今となっては何が正解だったかはわからない。
こういう経緯もあって自分は「サブキャラで被せる」という考えは持たないようにしている。

まとめ

メインキャラを仕上げたほうが結局勝率は高くなる!
無限に時間があり、複数キャラを遜色なく高水準で扱えるプレイヤーならサブキャラも視野だけど自分は無理!