この世は仕組みでできている

格闘ゲーム 趣味のゲーム

春麗を15年使ってきたが、春麗ではなく胴着を使うべきだったんだ。

格ゲー引退から復帰

2009年 スト4後期

1999年に格ゲーをやめて以来、実に10年ぶりに格闘ゲームに出会った。
子供のころにスト2、餓狼伝説に出会い、ほとんどすべての格ゲーとキャラを遊んできた。
一時代を築いた格ゲーだったが、90年代後半になると進学や就職などの生活環境の変化、ゲームシステムの複雑化、ほかの面白いゲームの台頭などにより、だんだんと下火になっていった。

自分の場合もストリートファイターはKOFに押されてはやらず、KOF隆盛の数年間はKOFに熱中するも、ストライカーシステムなどですたれ、ヴァニパイアはセイヴァー2でほどなくしてゲーセンから消えた。

とどめはマーヴルの永パのオンパレード。当時の自分は永パは卑怯ぐらいに思っており、くだらないなと思って離脱してしまった。
やめたあとはウルティマオンラインやFF11などのMMOにはまる。
その後に信長の野望オンラインで全1になるがそれはまた別のお話。

信長の野望オンライン(以後信ON)の後期にストリートファイター4が出ていることをたまたま読んでいたファミ通かなんかで知る。

「え?ネットで格ゲーはできないだろ」

そんな風に思っていたが、ネット対戦できるなら最高やん。と、近所のブックオフでXBOXとスト4を買う。
もともとゲーセンに行っても人がいなかったり、同じぐらいの実力の人とはなかなか対戦できないな、と思っていたので、もしネットでいつでも対戦できるとしたら神過ぎるだろと。

実際やってみるとものすごく快適。
格ゲーのような速い展開のゲームはサターン、ドリキャス時代はまともに格ゲーで熱帯はできなかったはずなのに、どんな技術で作ってるんだ…。

XBOXのコントローラーではうまく前ジャンプができず、怒りに任せて速攻でホリのRAPを購入。
スト4にはまる。

システムの変化

90年代の格ゲーは、超必殺技は超必殺技なんだから当たったら半分減ってガードで隙なし。みたいな仕様だった。
歩いて行って目の前で超必。今でいう*1モンギみたいな戦い方をしていた。

スト4は滅波動を適当に出したら、ジャンプでよけた上に着地からセビ3が入るというとんでもない隙。
最初はこれに困惑した。

「ゲージ払った上に超必殺技なのに!!」

どうやら現代では超必は適当に出すものではなく、コンボの締めとして使うのが主流のようだ。

使用キャラ

「とりあえずリュウ」
のノリでリュウを使ってみるも、いろいろ難しい。
ブランカを使ってみる。

最強。

EXバチカを出したら何でも落とせるし、ローリングがセービングで受け止めれない。
(当時は知らなかったが、起き上がりのフレームもおかしい。)

バチカパなしとローリングだけでかなり勝てていた。

そろそろ違うキャラもやってみるかという頃に出会ったのがヌキ春麗とネモ春麗

拾ってきたヌキvsネモ

これがすべての間違いの始まりだった。

このころの自分はおふたりのことは全く知らない。
ただ対戦を見ると自分のやっているプレイとは全く別で、技術のぶつかり合いだった。

「カッコイイ…」
自分がローリングの付属物ということを忘れ、この時から春麗を使い始める。


ネモ、ヌキの春麗の真似をし、フレームなども意識し始め、スト4のムックを暇さえあれば読み込んでいた。
同時によく動画に出ていたハネヤマさんの春麗も参考にしていく。

ヌキさんとの出会い

スパ4になり、アーケード版にはアップデートが入らないことに。
それに伴いヌキさんはやらなくなってしまうが、かなり後にニコニコ動画生放送とともにちょっとやり始める。

自分もヌキリスナーとしてずっと放送を見ているうちになんやかんやあって仲良くなる。
ヌキ春麗を参考にしていたヤツが逆にヌキさんに春麗を教えるという逆転現象がここで起きる。

この流れのまま一緒にEVO行ったり、ヌキさんの大事な試合の対戦相手分析したり、おじリーグのそれぞれスパーしたりというのがずっと続く。
ヌキさんに攻略と情報、仕組みなどを伝えると、めちゃくちゃ吸収して画面に反映させてくるので、連戦などをするとどんどん勝てなくなってくる。

結局ヌキさんはスパ4からスト6まで、何もわからないで地力だけで格ゲーをやっている。(教えたら吸収する)

ときどさんの言葉を思い出す。

「ヌキさんは全然やってません!!」

ただスト5のプロの時期はめっちゃ練習をやってて、海外遠征TOP8にかなりいってた。

スト6と胴着

スト5の記憶はほぼない。春麗、コーリンとあきらを使っていて、あきらはかなりしっくり来ていた。
そしてサブのケンが超しっくり来ていた。

スト6になり、
とりあえず春麗をしてしまう。

それなりに勝てるし、SFLスパーなどにもお呼ばれするが、対空面を意識しながら地上戦をすると、肝心の地上戦のパワーが落ち、本末転倒になるところがものすごいストレス。

豪鬼実装とともに春麗を後ろへ下げる。

豪鬼しっくりくる…!
もともと波動昇竜がものすごく得意というのもあり、歩きながら弾を打てるキャラとの相性が良い。春麗の気功拳は溜め技なのでそこが活きなかった。

そしてテリー実装。

ヌキさんが好きそうなキャラ実装のたびに、レクチャータイムがある。
そこで教えながら
「俺はテリーもう引退した」
と言っていた。

舞の時は
「舞最強だから使ったほうがいい。」

と言って教えていたが、結局今自分が使っているのはテリー。
そしてヌキさんは春麗続投。

テリーは実装当初は弱かったが、最低限胴着というポテンシャルに加え、度重なる強化でかなりの強キャラになっている。

最低限胴着の波動昇竜中足で大概のことは解決するので、結局自分に合っていたのは胴着だったんだと最近になって思っている。

ここまで書いてきて思ったことがある。
自分が無理に春麗を使い続けてしまったのは

ほとんどヌキさんに憧れたせいじゃね?

*1:モダンザンギエフ。害悪。