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笑ってコラえて!で特集された PUNK vs ときど EVO2017 ストリートファイターV Grand Finalの試合内容を見えない読みあいも含め文字に起こしてみました。

2017/07/22更新

2017年7月16日、開催地はアメリカのネバダ州ラスベガス。世界最大規模の格闘ゲーム大会【EVO】のストリートファイターVのエントリー人数は2625人にものぼった。

EVO最終日に残ったのは8人。

・ウィナーズ
Punk vs 板橋ザンギエフ
NuckleDu vs かずのこ

・ルーザーズ
ときど vs FilipinoChamp
もけ vs MOV

結局最後に残ったのはPUNK。初日から無敗で最終日まで駆け上がり、ベスト8ですら盤石にグランドファイナルまで残るという超人っぷり。

ルーザーズに落とされた日本人は1人に絞られ、生き残ったのはときど。

ウィナーズ側のPUNK vs ルーザーズ側のときどの戦いが始まった。





SFV: Echo Fox Tokido vs PG Punk - EVO 2017 Grand Final - CPT2017

⇧カプコンファイターズの決勝動画。これを別窓で見ながら読むとわかりやすいかもしれません。



反応と対応の戦い

「反応のお化け」とされるPUNK。不可能とされている中足確認テンコやら大パン確認テンコ、手前落ちのストライクにつられずに触りに来るストライクだけ落すなど、枚挙にいとまがない。

一方ときどさんはそれほど反応に重点を置いては戦っていないはずで、相手を動かして戦うスタイル。

ときどはおそらく要所以外は投げは全捨て。中央でかりんになげられてもよしとしているようで、そうなるとPUNK側の崩しが投げになってくる。

かりんの下中パンの崩しでももらおうものなら、豪鬼の体力は一気に溶けるので、それだけは食らわないようにケアしつつの防御意識。

立ち回りではときどはお互いの中足の外に位置し、波動、置きの膝、踏み込み中足、さらに踏み込んで投げ、百鬼などで揺さぶりをかけていき、ヒットしたらコンボから一気に起き攻めで畳みかけていく。

PUNK側はとにかく崩しの下中pが当たらないので、大きなダメージをとりにくい。地上戦でうまく勝てればいいのだが、そこはときどの豪鬼に一日の長があるようで、波動拳でうまく動かされ、置いた中足に膝が噛み合ってダウンをとられるなど、なかなかうまくいかない。


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⇧かりんの置きの中足を下がってすかして豪鬼の膝がヒットする直前。


それでも投げ主体でダメージをとっていき、クリティカルアーツで1ラウンドをもぎ取ったりもするも結局押しきれず、一本目はときどが取る。

その際に過去のPUNKの屈伸煽りプレイを受けてか、ときどが攻撃判定のある挑発でとどめを刺す一場面もみられた。




【EVO2017 tokido taunt FINISH】

屈伸連打の報いを受けよ!


SFVの挑発は全ボタン同時押しなので、同時押しボタンを用意しておかないと失敗しやすく、変な攻撃が漏れてしまう可能性が高い。

なのでときどはpppとkkkの同時押しボタンを用意し、それを同時押ししたと思われる。



2本目1ラウンドはPUNKのけん制がうまく機能し、中足テンコやときどのめくり飛びを歩きでくぐり、裏から下中パン確定からコンボなどで大ダメージをとり、スタンで一気にときどを追い詰めるPUNK。



画面端で絶体絶命のときど。

しかし大パンチがPUNKの中段にヒットしクラッシュカウンター。そこから確認ダッシュ引き大パンからのコンボで位置を入れ替え昇竜拳締め。起き攻めの登り斬空でスタンまで持っていける状況になるが、補正が高いままスタンしてしまうとの判断でスタンギリギリでコンボをやめ、起き攻めでスタンさせ倒しきるプランを選択するが、受け身の確認ミスで投げがすかり、逆に相手のグラップ漏れで投げられてしまいKOされてしまうという展開。

2ラウンド目も百鬼着地に下中パンを確定させられ、そのままおしきられてしまうときど。


1-1となる。


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⇧くぐって着地に下中パン確定。この対空は試合中何度も見られた。


2勝目をかけた試合。

おたがい地上戦を見せつつの立ち上がり。ときどの繰り出しためくりのジャンプ弱kがうまい具合にPUNKのVスキルや弱p対空ミスに刺さり、端に追い詰め、投げをもらいたくないダメージのプレッシャーをかけた状態の前大Pで投げを誘い、一気にときどがラウンドをとる。

2ラウンド目もときどがPUNKを画面端においつめるが、固めの灼熱にコパンで割り込み攻めをしのいだPUNKが大k振り回しからのヒット確認Vトリガー発動で巻き返す。

ときどは空対空からの裏周り下中pをガードできず、いっきにKOまで持っていかれ最終ラウンドへ。

やはりときどの繰り出す波動と百鬼、波動に対しての歩きに対しての膝の置きがつらいようで、飛びまで意識が回らない様子のPUNK。

そこをついてときどはめくり飛びやここにきてのEX百鬼投げでスタンからKOまで持っていく。

2-1へ。


リセットをかけた試合。

序盤ときどはダメージを先行されるが、めくり飛びを通しそこから端へ。スタンからVスキルを使いVゲージをマックスまでため、トリガー発動コンで倒しきるコンボ選択で1本をとる。

2ラウンド目も序盤はPUNKが押す。端に追い詰められたときどの苦しいEX斬空をの着地を冷静に下中パンで確定をとり、PUNKが1本。EX斬空の着地は隙が2Fしかなく、非常に確定をとりにくい。

迎えた最終ラウンド。

EX百鬼kがうまく機能し、PUNKかりんにぶっささる。そのまま端まで追い込むが、先ほどの大k発動をされそうな状況になり、ときどはそれを嫌って少し下がる。

PUNKの踏み込みからの中足紅蓮拳、投げが連続で決まり、その直後起き上がりに前とびにしたときどにEXテンコで対空(!)紅蓮拳のコンボに行くが、浮きが高すぎたためか裏に回ってしまいPUNKが画面端を背負ってしまう。

スタンが近いときどは下がりを選択し、追ってくるPUNKをなんとかガードでしのぐ。Vゲージもたまり、お互いじりじりした展開になるが、その意識の外を突きときどが歩き投げを通しダメージをとる。

お互い残り体力僅かの状況で、ときどさんは波動キャンセルトリガー発動で攻め継続で倒しに行く。嫌がったPUNKはバクステを連打するがいずれも空中くらいでカウンターになりダメージが蓄積。その後の斬空攻めをVリバーサルでしのぐPUNK。

ときどのVゲージはのこり、PUNKは0の状態。お互い何かが当たれば終わる状況。自然と地上戦になる。のこりのVゲージを斬空に回し、投げへの攻めを仕掛けるも投げ抜けされるが、その後のパンクの歩きに近距離波動を当て、ときどの勝利。


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⇧かなりシビアなEXテンコ対空。かりん消えとる…。



リセットへ

ウィナーズがリセットされお互いイーブンの状態へ。
どちらかが3回勝てばEVO優勝です。

経験上はルーザーズ側がリセットをかけた場合、そのままルーザーズ側が押し切るという展開が多いように感じますが果たして…。


リセットをかけられピンチに陥ったPUNK。今大会初の窮地のせいか、緊張と恐怖が見ているこちらがわにも伝わってくる動き。

ときどはそこを察知してか、強気に攻めたて1ラウンド目をパーフェクトで取る。全員大興奮!このあたりから強きの百鬼の攻めが多くなり、PUNKが困っていっている印象をうける。

対空昇竜からトリガー発動>斬空>前ジャンプで表裏のハメを繰り出し、位置も入れ替え一気に畳みかけるときど。

そのまま中足先端からのキャンセルEX百鬼投げが決まり1本目先取。


1-0


二本目は立ち回りが玉打ちに変化。歩きに対して膝や中足を置き、当たったらコンボへ。しかしEX百鬼が裏に行き、その着地を下中pで確定をとられ一気にKOまで持っていかれる。

最終ラウンド、お互いにダメージを与えあい。PUNKが画面端へ。Vトリガーキャンセルを交えつつ固め継続をするときど。

ときどはVスキルや大kを誘う動きの垂直を置く。普通は何もしていない確認で斬空を撃ってさらに継続、と行きたいところなのだが、なんとPUNKはその垂直(+斬空を打っているであろうと予測)にEX刹歩でくぐって着地をとりにくる。

しかしその状況でまさかの斬空を出していないときど!

そのままめくりの形になり、降り際のジャンプ中kからスタン、瞬獄殺でKOという流れ。まさにときどさん素晴らしい…


2-0へ。


リーチをかけたときど。困った表情のPUNK。

竜巻を漏らしたりするも、見逃してもらえたりと完全に流れが来ている。ついに波動を飛ばれ、発動コンボから半分もらい端へ。入れ替えのめくり飛びも着地をとられるが、起き攻めを小p暴れカウンター膝竜巻EX昇竜発動コンからの「ハメ」へ下大パンがつながり、中p竜巻波動昇竜でKOまで。

ときどさん素晴らしい…。

2ラウンド目は波動をとばれ、PUNKもコパンあばれを使いだし、それらがヒットしてときどKO。最終ラウンドへ。

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開幕なぜかときどのジャンプ大パンチがPUNKのしゃがみ小パン対空(?)にぶっささり、最大へ。恐怖したPUNKはバクステ、打撃につぶされ空中食らいになるもかろうじてにげる。

畳みかけようとするときどのEX百鬼がPUNKの渾身のEXテンコ対空でつぶされ、再度EXテンコで追撃、ダッシュで位置を入れ替え、端脱出。ときどが狭いほうへ。PUNKは大kトリガー発動で押し込もうとするもときども負けじとEX百鬼で端脱出。

PUNKは今まで取っていたEX百鬼裏周りへの着地を取れず、入れ替えを許してしまう。

あせったPUNKの前ダッシュにときどの膝が刺さり、そのままコンボ>端へ。PUNKが再度押し返すが、下がったときどが灼熱トリガー発動でラインを上げなおす。

PUNKはバックジャンプをするが、先に撃っていた灼熱を空中で踏んでしまい、その後の斬空までガードする羽目になる。

ときどは間合いを詰め、投げを食らえない状況のPUNKに前大pを打つ。PUNKは投げ抜けを選択し…決着へ。


優勝者 ときど


おめでとうございます!

終わった後のインタビューでときどさんは英語でこう答えていました。



「練習相手のマゴのおかげで勝てました。」


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RTで回ってきました。面白すぎたのですみませんが使わせていただきます。


ありがとう。まごしぃ…。